森博嗣さんの著書「お金の減らし方」を読みました。
タイトルの通りお金にまつまわる本なのだろうなと思って買ったのだけど、実際は周りの目を気にせずに自分の欲求をもっと大切にしようがテーマになっていて、お金の本と言うより生き方を考えさせられる本でした。
必要だから買うよりも欲しいものを買うことの大切さ
必要だから買うよりも、欲しいから買うものの方が、自分にとって価値があるというのが、この考え方の根底にある理屈である。
お金の減らし方・森博嗣
著書の森さんは結婚して給料の1割は夫婦それぞれ欲しいものにお金を使い残りの8割を共通費として暮らしていたそう。
仕事をしてお金を稼ぐことは自分の欲求(〇が欲しい、〇がした)を満たすために我慢をして働く。
だから「必要なものだから」という理由で無理してお金を消費してしまう事に疑問を唱えている。
仕事はあくまでもお金を得るための手段という風に捉えている。
実際に作家になったのも、庭に自分が作った鉄道の線路を敷きたいと理由でアルバイトとして小説をかきはじめたというから驚きだ。
仕事の考え方については以前に林修先生がどこかで同じような事を仰っていた。
林先生は塾講師の仕事を好きでやっている訳ではないらしい。
(周りからみる限り)自分に向いている仕事のようで周りから求められるからやっているだけ。
自分がやりたい仕事よりも、向いていて周りから求められる仕事の方が良いという話をしていてそれを思い出した。
本当に欲しいものがあった時にお金がないが理由で買えないことがないように
自分が欲しいものってなんだろう?私が読んでいて一番はじめに浮かんだ疑問点だ。
そもそも欲しいものってどうやって見つけるの?
考えてみるとよく分からないと考える人は少なくないんじゃないかなぁ。
となると、日頃の買い物は何となく買っている事も多いのかもしれない。
ちょっと想像してもらいたい。もし、写真を撮って人に見せることができないとしたら、それを買うだろうか?それを食べにいくだろうか?その場所へ出かけていくだろうか?
お金の減らし方・森博嗣
自分の本当に欲しいものが見つからない場合は、買い物をするときにこれからしばらく誰にも会えない・話せないとしてもこれを欲しいだろうか?と自分に問うことをオススメされていた。
SNSの普及により、他人の生活を気軽に垣間見えるようになったことで他者のためにお金を使っている人が増えているのだという。
「本当に欲しいものを購入する以外は無駄遣いはしない」はひろゆき氏も1%の努力で語っていた。
自分をしっかりもっている人の言葉が胸に響くのは自分自身が見えていないからなのかもしれない^^;
お金の考え方の本は好きで色んな本を読んでいる。
最近だとこのあたりの本。
こちらとはまた違った切り口の本。独特なアイデアが面白かったです。気になった方はチェックしてみてください♪
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